2013年03月17日

米国木造建築事情6 ─マント・ホリョーク大学

米国木造建築事情6 ─マント・ホリョーク大学


さて、ブラットレボロから車で1時間ほど南下すると
マサチューセッツ州、サウス・ハッドレイ。
ボストンから西へ約130kmに位置するこの町に
今回紹介するマント・ホリョーク大学があります。

この大学は、米国で一番古い女子大学で
その前身は、1863年に完成した修道院に遡ります。
外観の写真を見ても、
その歴史を充分に感じ取ることができますね。

この日は、あいにくの雨模様でしたが、
古いレンガが雨にさらされて、
より深い色合いを出していたのが印象的。
米国木造建築事情6 ─マント・ホリョーク大学


こうした当時の建物は、組積造と
RC造(鉄筋コンクリート造)で造られています。
その中は、図書館と閲覧室となっていますが
この閲覧室が実に優雅な空間で、
ご覧のようにトラスや窓には
ゴシック様式の装飾が施されています。

ただ、この一見木造トラスに見えるのは
実は、鉄骨トラス。
これを装飾を施した木材で覆っております。
その覆い方が半端じゃないんですね。
その精緻な細工技術のお陰で、
張りぼてのような印象を決して受けないのがすごい!!

やはり、歴史の為せる技と
今なお、学生達に使い続けられている・・・
そのせいかもしれませんね。
この空間、本を読んでふと、目を休めるために上向くと
このトラスとゴシック調の窓から飛び込む
周辺の豊かな緑がそっと目を休めてくれる、
そんな安らぎの空気がここには満ち溢れていました。
米国木造建築事情6 ─マント・ホリョーク大学



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