2013年04月27日

日本美の再発見・桂離宮。

日本美の再発見・桂離宮。


八条宮初代智仁親王と二代智忠親王によって、
1615年頃から約40年を費やして八条宮家の別荘として造られた桂離宮。

簡素にして、明快な建築と庭園は、日本建築の不朽の名作として、
来日したドイツの建築家ブルーノ・タウトによって賞賛されました。
日本美の再発見・桂離宮。


その書院の雁行した特徴的な配置計画は、
それぞれの部屋からの月見を考えたものといわれ、
高床式の構造は、桂川の氾濫に備えて、
床下の防湿と通水を考慮するなど、実用性と美観が一体となっています。

また、その庭園の自然石・樹木・畳石などの配置に、
西欧手法の遠近法・見透線に影響を受けた、
こちらも、明快なデザインの新しい造園手法た取り入られています。

また、松琴亭の襖や床の間で使われている青と白の市松模様は、
目にも鮮やかな配色で、
見る人に斬新で、かつ清新な印象を与える空間となっています。
日本美の再発見・桂離宮。


桂離宮の見学には、事前に宮内庁HPで予約する必要があります。
皇居、京都御所、仙洞御所、修学院離宮も、同様な措置がとられています。

http://sankan.kunaicho.go.jp/guide/katsura.html

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この記事へのコメント
いろんな部屋から月が見れるというのは感動的です。昔のアイディアを使ってるのはそれこそ誰も考えないアイディアだと思いました。
Posted by c at 2013年05月06日 19:51
和風の建築なので和風の手法に縛られると思いきや、西欧の手法を利用することで昔ながらの和風の建築なのにどこか斬新さを感じるようなデザインだと思いました。それに高床なので湿気などの木の弱い所も対処してあり、機能性とデザイン性の両立はすごいなと思いました。そしてなにより月見が最高です!自分も参考にしたいです。遅れてすいません
Posted by B2 at 2013年05月07日 15:27
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