2010年07月07日

階段上部空間の活用事例2・スライドクロゼット

階段室の上部空間を使い込む、
この発想を活かせば、
まだまだ活用方法が広がります。

今度は、クロゼットして利用したケースですが、
これには、使う空間側からの工夫が必要になります。

まず、階段側にどの高さまでなら、
頭が当たらずに安心して、
上り下りができるかということ。

階段上部空間の活用事例2・スライドクロゼット



階段の場合、単に頭が当たらない
ということはもちろんですが、
あまり余裕がないと、
当たってしまうのではという
意識が働いて、圧迫感を与えることが
ありますので、注意する必要があります。

階段の勾配にもよりますが、
2階の床から最低でも750mm程度は
クロゼット下を上げる必要があります。

これでは、床から普通に使える
クロゼットにはなりません。

ここでは、畳ベットを造作として製作し、
その高さが床から420mmありますので、
ベットの上に乗って使うには、
丁度よい高さとなります。

また、階段室は1m巾がありますので
そのまま使うのでは奥行きがありすぎます。

そこで、クロゼット全体を引き出して、
横から使うように考えると、
正面から使うより、広く間口を持つ
クロゼットとなります。

階段上部空間の活用事例2・スライドクロゼット



つまり、間口<奥行なら、
それをスライドすることで奥行を間口と
することができるわけです。

このような使い方をする場合には、
重量用のスライドレールを使用し、
かつスライドレールを留める壁や枠を
しっかり固定することが大事です。

畳ベットの下には、既製品の衣装ケースが
入れられるようになっていますので、
狭いながらも、有効に季節の衣類が
出し入れできるようになっています。

人気blogランキングに参加しています。
↑よろしければ、クリックをお願いいたします。
 ・・・どうも、ありがとうございました。

にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村


同じカテゴリー(住まい設計)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
プロフィール
macchan22
macchan22
削除
階段上部空間の活用事例2・スライドクロゼット
    コメント(0)