2025年04月22日
築150年古民家の住まい改修10床下の断熱改修

古民家の改修では構造補強と断熱改修が
セットとなることはこれまで述べてきましたが、
断熱改修の中で、壁・天井と同様に検討が必要な床下。
通常の古民家では胴差桁、つまり障子の高さが
1780mmと低いことが多く、今回は最低1830mmを
確保するために、床根太の高さを調整しています。
これは相当に手間の掛かる作業ですが、
身長が高い住まい手には必須でした。

とはいえ、既存のタイコ落とし丸太や角材の
大引きを活かしつつ、それぞれの床高さに合わせた
新設床根太を90×90や45×45に変更していきます。

そこに対して、断熱材を考えた時に、
硬質ウレタンフォーオムなどのボード型では
隙間なく施工することが困難となるため、
壁・天井と同様に、セルロースファイバー吹込断熱としました。

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構造補強の途中にも、現地にて打ち合わせをおこない、
吹込処理として上下に不織布張りが必要となるため
根太下のピッチや大きさを施工と共に協議して
@303としたり、床根太下の大引き部分には、
@910で受け材を追加してもらっています。

また外周部壁際の気密処理も重要となりますが、
どうして吹込断熱との隙間ができますので、
通気止めと共に、パーフェクトバリア断熱材を充填しています。
ここは、入念にチェックして不足部には追加充填します。

全体として手間は掛かってしまいますが、
こうしておけば、断熱材は一気に吹き込んで
床下の断熱領域が完成します。
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・・・どうも、ありがとうございました。

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