2022年05月26日

決して見ることのなかった住まい東外観が現れる

決して見ることのなかった住まい東外観が現れる



建設から18年経ってお隣が建て替えのため取り壊して、
初めて東側全体の外観を眺めることができました。

縦長の窓は吹き抜けサイドから効率的に光を取り入れるため、
2階出床の部分は内部空間の延長として、
北側のえぐり取った部分は、浴室のトップライト、
そして各開口部には350mmの特注庇が付いています。

決して見ることのなかった住まい東外観が現れる



東京時代の住まいでは、道路側からのみ、
住まいの外観が見えるということは当たり前でした。
26年前に静岡に引っ越して来て、
静岡の地でアトリエを開設してからは、
住まいの4面の外観を眺めることができる住まいが
当たり前となって来ました。

そうなってくると、東京時代では出そうと思っても
出すことができなかった屋根や庇の重要性を
静岡の西日の強烈さを体験して再認識。

以来、いかに屋根や庇のある住まいを
上手くデザインしていくかということも
設計テーマの一つとなりました。

現在の省エネルギー住宅には必須の条件を
長く考えてこられたことは、
あらためて『風土と建築』の重要性を考えさせられます。

決して見ることのなかった住まい東外観が現れる



このお住まいは、道路側からの通路上の敷地で
前面道路と接道する旗竿宅地のため、
全体の敷地29坪ですが、通路上の奥が台形の変形形状で、
建設できる敷地が24坪弱しかありません。

決して見ることのなかった住まい東外観が現れる



静岡でも非常に建て込んだ中に建っていますが、
南側がマンションの駐輪場と給水タンクで
辛うじて4.9m巾の陽当たりが担保されていました。

決して見ることのなかった住まい東外観が現れる



そこが敷地として一番狭くなっているという
非常に条件の悪い形状をしていて、
日照条件の悪い住まいですが、
南側の開口部+シースルーバルコニー+シースルー通路により
室内の奥深く日差しの届く住まいとなっています。

決して見ることのなかった住まい東外観が現れる



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