築150年古民家の住まい改修2現地調査とBIMデータ化
現地調査から寸法取りしたデータを基にして、
建物の平面図と構造躯体をBIMデータ化していきます。
まずは、既存平面図、立面図、断面図をシートレイヤに切り出すベースですので、
階高設定のストーリと面積や仕上げ情報などのスペースを設定して、
壁ツールで描きつつ、適宜柱・梁・胴差を加えていきます。
Vectorworksarchitect2024のローカライズ版で用意されている
木造BIM+木造建具2024を使用しますが、
古民家なので、用意された在来ツールでは難しいので、
柱・梁・胴差・土台・大引き・母屋・タル木などの
各部材をそれぞれ3D入力していく方法を取ります。
この段階が一番時間を要しますが、ここは乗り越えなければ
BIMを使う意味がありません。
二回程度の現場調査で、すべての部材を把握することはできないので、
見えない部分の整合性もデータ化することで見えてきます。
その後の現地打ち合わせのたびに、
修正とアップデートを繰り返して、データを深化させていきます。
現場の汗と心の汗のBIMデータができあがれば・苦笑
複雑な構造躯体全体を任意の角度や断面へ
切り出すことができるので、その後の検討作業が圧倒的に早くなります。
これは平面図、立面図、断面図を順次作っていくという
以前の2D設計手法では、一体どれだけの図面を描いて、
かつ修正しなければならないことか。。。
しかし、これはあくまでも下地作り、
本番はここからのリフォーム提案となります。
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・・・どうも、ありがとうございました。
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