2017年12月18日

静岡・豊田の家

静岡・豊田の家



・所在地:静岡県静岡市
・主要用途:二世帯住宅
・敷地面積:263.00m2
・延べ面積:184.75m2
・2階建て
・竣工:2014年4月
・構造:枠組壁工法
・施工:久保田建設
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201404/article_3.html

築45年の在来木造を建て替えて二世帯住宅へ。
想い出の詰まった住まいから新しい住まいへできるだけ
引き継げるものを考えて欲しいとの要望。
お母様のために道路から玄関までを段差無しで
上がれるようにスロープとして、その南側にある
既存植え込みや既存庭を残しつつ、建物側に植栽を
追加して緑の樹間を新しいアプローチとしています。
静岡・豊田の家


静岡・豊田の家


静岡・豊田の家



共有の玄関ポーチを覆うのはかつての住まいの下屋を
解体・補修・再生して、親世帯の玄関扉と共に、
慣れした親しんだ迎入れの場としています。
建物自体を背景とするために、黒色のガルバリム鋼板
として、こうした下屋・木製建具・軒裏の木部を
際立たせています。
静岡・豊田の家


静岡・豊田の家



内部は高気密・高断熱と深い庇による日射遮蔽とし、
セントラル冷暖房を導入して便所・洗面所・廊下も
ヒートショックのない均一室温となり、
間仕切りの少ない広々とした内部空間となっています。

各扉のリターンガラリにはかつての欄間を転用したり、
雪見障子も再利用して住まい手にとって、
新築なのに懐かしい風情の住まいとなっています。

建物の中心部には屋根のトップライトから1階洗面所へ
と続く光井戸を設けて、外部窓のない各室へ自然光を
取り入れることで、隅々まで明るい住まいとなっています。
静岡・豊田の家


静岡・豊田の家


静岡・豊田の家



床はカバフローリング、壁・天井は、紙クロス(ルナファーザー)
の上に、調湿性の優れたホタテペイント(ルナしっくい)として、
一部壁は米杉板張り。上下階の遮音性能を上げるために、
上階床下に強化石膏ボードを敷き込み、天井裏には面密度の
高いセルロースファイバー断熱材と防振吊木を併用しています。
静岡・豊田の家


静岡・豊田の家


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