2010年12月05日

2010特別講義『雨のみちをデザインする』

2010特別講義『雨のみちをデザインする』



先日の建築計画の授業は、恒例の特別講義。
『 雨のみちをデザインする 』が社是、
タニタハウジングウェアの谷田社長に
来静いただき、講演をしていただきました。
http://www.tanita-hw.co.jp/

各種軒樋のカットサンプルをご提供いただいたのは一昨年。
そのデザインや素材感を確認しながら、
どうしてそういう形になっているかを話す。
これが、すごぶる好評で、実際に間近に見ると、
その理解度が、圧倒的に違います。

普段、目には入っていても
意識されることはありませんが、
雨を受け止めて排水するという重要な役割がある。

設計演習で住宅のプランニングやエレベーションに
悪戦苦闘中の学生達にとっては、
樋などは、眼中にあるはずもなく。

どうやって屋根を架けようかと悩む学生、
私は、どこに縦樋を落とそうかと悩む・苦笑。
きっと、学生たちにとって貴重な体験となったはず。

○小田急線沿いの生田に建つ賃貸+オーナー住宅。
ここでの樋は、外観のボーダーに見えるような
モールガーターと呼ばれる3段ラインの薄型樋。
http://www.tanita-hw.co.jp/product/md2-sid44.html
2010特別講義『雨のみちをデザインする』



○日本平・静岡の風景を富士山を取り込む家。
大屋根の排水と質感を考えたステンレス樋・レクステン
http://www.tanita-hw.co.jp/product/md2-sid33.html
2010特別講義『雨のみちをデザインする』



○熱海・下多賀の桜と海を愛でる家。
10mのソメイヨシノ・八重桜の枝の下に入り込む屋根には
落ち葉対策にもってこいのすとっ葉°ーというカバーつき樋。
http://www.tanita-hw.co.jp/product/md2-sid43.html
2010特別講義『雨のみちをデザインする』



○静岡・駿河湾を望む家。
山からの落ち葉対策と共に、
ここでは、すとっ葉°ーを屋根の先端に見立てて
屋根と一体に扱い、樋の存在を消そうという試み。
http://www.tanita-hw.co.jp/product/md2-sid43.html
2010特別講義『雨のみちをデザインする』



○静岡・借景風景を切り取る家。
片流れのシンプルな屋根に合った素朴なスタンダード半丸樋。
http://www.tanita-hw.co.jp/product/md2-sid37.html
2010特別講義『雨のみちをデザインする』



この住まいには、この形の樋が必要という
切っても切れないデザイン関係にある樋とのコラボレーション。

タニタハウジングウェアの谷田社長に、
この場を借りまして、あらためまして厚く御礼申し上げます。

<専門学校・業務連絡>
雨のみちをデザインする
今回の特別講義で、建物と樋の関係について
自分なりに、印象に残ったことや
考えたことをコメントしてください。
コメントはこちらのブログです。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/

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