2010年10月29日

既製品キッチンの半造作化仕様とは。

既製品キッチンの半造作化仕様とは。



最近のシステムキッチンの充実振りには
目を見張るものがあります。

キャビネット自体をみましても、
従来の開き扉キャビネットから、
引き出し式のスライドキャビネットが主流となり、
フロアコンテナで、床面近くも収納にするなど、
細かく考えられております。

さらに、引き出しにはショックアブソーバーの
クッション装置も標準装備となりつつあり、
脚でポンと閉めても、最後はゆっくりと締まります。

高い位置の吊り戸棚は、使いやすいように
プルダウンできて、手動でも、電動でも・・・。
面材のパターンも、なかなかセンスの良いプレーンタイプや
ライン取手のように出っ張りを無くし、
設計者好みのシンプルなデザインも充実。

この辺りは、造作キッチンも手掛ける私にとっては、
ちょっと焼けますね。

既製品キッチンの半造作化仕様とは。



さて、価格と機能、それにデザインで選ばれる
システムキッチンは、建て主の奥様のこだわりもあり、
ショールームにて十分な実機検討を重ねて決定されます。

そこに、もう一手間加えることで、
見違える例となりますのが、ベースキャビネットの腰壁。

対面式では、設備配管のスペースとして、
建築工事で製作することになりますが、
このダイニング側に見えてくる腰壁に、
板材を張るだけで、オーダーキッチンのような風合いになり、
見違えるような効果があります。

さらに、その背面にある食器棚。
これらは、やっぱり造作の方が、
住まい手の要望に、細かく応えることができ、
その質感もこちらの手の中に。

そして、対面式キッチンの背後に
この造作収納が見えるため、
一体的な空間としての質感を合わせることが可能です。

既製品にあと一手間、
これが、意外に効果的な手段となります。

既製品キッチンの半造作化仕様とは。



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