2010年09月08日

10ブログ授業/日本美の再発見・桂離宮。

10ブログ授業/日本美の再発見・桂離宮。



八条宮初代智仁親王と二代智忠親王によって、
1615年頃から約40年を費やして
八条宮家の別荘として造られた桂離宮。

簡素にして、明快な建築と庭園は、
日本建築の不朽の名作として、来日したドイツの建築家
ブルーノ・タウトによって賞賛されました。
その書院の雁行した特徴的な配置計画は、
それぞれの部屋からの月見を考えたものといわれ、
高床式の構造は、桂川の氾濫に備えて、
床下の防湿と通水を考慮するなど、
実用性と美観が一体となっています。

10ブログ授業/日本美の再発見・桂離宮。



また、その庭園の自然石・樹木・畳石などの配置に、
西欧手法の遠近法・見透線に影響を受け、
こちらも、明快なデザインの新しい
造園手法た取り入られています。

また、松琴亭の襖や床の間で使われている
青と白の市松模様は、目にも鮮やかな配色で、
見る人に斬新で、かつ清新な印象を
与える空間となっています。

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桂離宮の見学には、事前に
宮内庁HPで予約する必要があります。
皇居、京都御所、仙洞御所、修学院離宮も、
同様な措置がとられています。

桂離宮の全体・部分解説は、
下記のページにある施設案内ビデオからご覧ください。
http://sankan.kunaicho.go.jp/guide/katsura.html

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この記事へのコメント
自然との調和をすごく感じる建築だと思いました。
印象的だったのは、小さな岩を砂浜に見立て灯篭を灯台に見立てるところが素敵だと思いました。月見台も池に面してあるので、水面に映ったりしたらきれいなんだろうなと感じました。昔の人々は、毎日風流を感じながら生活していたんでしょうね。
Posted by D at 2010年09月12日 21:16
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