2013改正省エネ基準は10月施行。

macchan22

2013年04月05日 10:05



現行の省エネ基準は、1999・平成11年および15年の
次世代省エネ基準となりますが、今年2013年10月より、
改正省エネ基準2013に切り替わります。

これだけみても、なんだか複雑ですが、
簡単にいえば、断熱等級4という最高ランクの仕様は、
今年9月をもって廃止されて、10月から新基準に切り替わるというもの。
但し、経過措置として2015年3月までは、並行して継続されます。

では、具体的にはどうなるかというと・・・、
そのための講習会が、現在頻繁におこなわれておりますが、
こちらの一次エネルギーと外皮基準を以下のソフトを使って、
計算しなければならない。
・一次エネルギー消費量算定プログラム
http://house.app.lowenergy.jp/


その内容は、暖冷房、換気、給湯、照明、発電の6項目におよび、
それらをすべてエネルギー消費量MJ/GJ
(メガ/ギガジュール)として算定。

とにかく、入れるべき数値がどういう意味かも分からないと、
数値の入れようがないという代物で、
こうしたことに、まったく触れてこなかった設計者には、
おそらく、ちんぷんかんぷんとなってしまいます。

設計する側が、感覚ではなく、数値目標として、
省エネルギーを認知して、それをクライアントに提示する
時代になるということです。
今回の改正省エネ基準には、自立循環型住宅研究会の
活動によるフィードバックが多く採用されています。
http://www.jjj-k.com/index.htm

自立研メンバーとして、まだまだ精進しなければなりません。
今月の関東ゼミも、そういう意味ではタイムリー。

静岡で独立を始めて13年目ですが、
ペアガラス、通気工法、高気密・高断熱、庇による日射処理を
当初から標準として取り入れてきましたし、
断熱等級4は標準としてきました。

しかし、16年前に建設した自邸をざっくり計算すると、
当然のことながら、基準をクリアできません。
シングルガラス、木製建具、旧基準の断熱性能では、
省エネ改修が、必要となります。灯台もと暗しですね・苦笑。


しかしながら、ダイレクトゲインによる太陽熱の取り入れと排熱、
庇や庭の落葉樹による夏の日射侵入のカット、暖炉など、
自然との共生を取り入れていますので、
生活環境としては、悪くはないですが・・・。



これからは、以下のページに頻繁にアクセスすることになります。
・独立行政法人 建築研究所
http://www.kenken.go.jp/
・一次エネルギー消費量算定プログラム
http://www.kenken.go.jp/becc/index.html
・一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)
http://www.ibec.or.jp/



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 ・・・どうも、ありがとうございました。


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